山内壮夫 共鳴する彫刻
本郷新記念札幌彫刻美術館(編)
- 定価
- 2,200円(本体2,000円+税10%)
- ISBN
- 9784891154493 C3471
- 仕様
- A5判/184頁/並製
- 発売日
- 2025年6月21日
内容紹介
「知る人ぞ知る」山内壮夫の作品と生涯を紐解く
北海道出身の彫刻家・山内壮夫に関する初の体系的書物として発刊する、「没後50年 山内壮夫展」公式図録。作品の図版、モニュメント一覧、年譜、新しい論考6本を掲載。
〔山内壮夫(やまうち・たけお)略歴〕
1907年北海道岩見沢市生まれ。新制作派協会彫刻部や全道展の創設に関わり、精力的に美術・彫刻の振興に努めた。《希望》(カナモトホール前)や《森の歌》(札幌中島公園)など札幌を中心に数多くのモニュメントを残している。
目次
序文/名前の読み方について/出生地について
ポートレート
作品図版
札幌彫刻マップ
山内壮夫・モニュメント一覧
論文編
序論 山内壮夫の生涯 梅村 尚幸
特集1 山内壮夫への追悼文(三十周年記念全道展画集より抜粋) 本郷 新
特集2映像で見る彫刻制作
総論 山内壮夫を語るために 藤井 匡
各論 山内壮夫と北海道の彫刻事情 吉崎 元章
各論 建築と彫刻の協働 梅村 尚幸
各論 山内壮夫作品におけるモチーフの一体化―《浮游》を中心に 寺地 亜衣
各論 宇部市内の山内壮夫作品について 作品を継承するために 三浦 梨絵
資料編
山内壮夫年譜
山内壮夫の言葉
図版リスト
著者略歴
展覧会情報
著者紹介
本郷新記念札幌彫刻美術館…1981年6月に札幌彫刻美術館として開館。戦後日本を代表する彫刻家・本郷新の遺族からアトリエとギャラリーを兼ねた邸宅と作品を譲り受け、邸宅を記念館とし、隣接地に本館を建築し発足。記念館は上遠野徹、本館は田上義也と当時活躍していた建築家の設計。
2007年に札幌市芸術文化財団に統合され「本郷新記念札幌彫刻美術館」と改称。現在、本郷の彫刻・絵画など1,800点余りの作品を所蔵するほか、子どもの文化芸術体験事業や市民向け連続講座など、教育普及事業にも力を入れている。
上記内容は刊行当時のものです。