彫刻60年 鈴木吾郎 悠久を舞う

図録

彫刻60年 鈴木吾郎 悠久を舞う

本郷新記念札幌彫刻美術館(編)

定価
2,200円(本体2,000円+税10%)
電子書籍価格
2,200円(本体2,000円+税10%)
ISBN
9784891154233 C3471
仕様
A4変型判/111頁/上製
発売日
2023年5月13日
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内容紹介

鈴木吾郎は北海道・小樽を拠点にする彫刻家。具象による人体表現を追求し、子どもやムーブマンを経て、1980年以降はテラコッタを技法の中心に女性像を数多く手がけ、独自の表現と技法を編み出している。


今回、本郷新記念札幌彫刻美術館での企画展を契機に、大学卒業を出発点に60年を超える彫刻家としての歩みを辿る作品集を制作。展示作品以外の代表的な彫刻と素描、公共彫刻も収録した集大成の一つとなった。
掲載作品には鈴木吾郎自らによるコメント付き。テラコッタ作品の制作過程の紹介もあり、作品世界がより楽しめる。


※本作品集は、本郷新記念札幌彫刻美術館で2023年4月29日~8月27日開催の企画展「彫刻60年 鈴木吾郎 悠久を舞う」展に合わせて刊行されたものです。


〔鈴木吾郎(すずき・ごろう)略歴〕
1939年北海道芦別市生まれ、月形村(現・月形町)にて14歳まで育つ。北海道学芸大学札幌分校(現・北海道教育大学札幌校)入学後に彫刻をはじめ、卒業後は中学校・高校で教職を務めながら道展、日彫展などに出品。
教職定年後の現在はすべての美術団体を退き、小樽市にて制作を続けている。

目次

はじめに
「鈴木吾郎の彫刻と活動」 吉崎元章


図版
第一章 初期作品―具象彫刻を志して
第二章 子どもへのまなざし
第三章 頭像―精神性の造形
第四章 ムーブマンの探求
第五章 テラコッタ─温もりと軽やかさ
第六章 公共彫刻のつくり手として


資料編
「私の彫刻と人生」 鈴木吾郎
テラコッタ作品制作過程
年譜
主要参考文献
掲載作品リスト

著者紹介

本郷新記念札幌彫刻美術館…1981年6月に札幌彫刻美術館として開館。戦後日本を代表する彫刻家・本郷新の遺族からアトリエとギャラリーを兼ねた邸宅と作品を譲り受け、邸宅を記念館とし、隣接地に本館を建築し発足。記念館は上遠野徹、本館は田上義也と当時活躍していた建築家の設計。
2007年に札幌市芸術文化財団に統合され「本郷新記念札幌彫刻美術館」と改称。現在、本郷の彫刻・絵画など1,800点余りの作品を所蔵するほか、子どもの文化芸術体験事業や市民向け連続講座など、教育普及事業にも力を入れている。

上記内容は刊行当時のものです。