内容紹介
まちづくりの地域資源は「あたりまえ」の中にある!
いつでもどこでもだれでもが読書活動を行うことができる
――「読書のまち」が育んだ文化創造都市実現の力
北海道恵庭市は全国でも4例目の早さで読書条例を制定した「読書のまち」。
市立図書館開館をきっかけに、いかにして地域に関わる全ての世代が「知のインフラ」図書館につながる仕組みを作り上げたのかを歴代担当者の筆により明らかにし、証言や調査から見えてきた成果と課題を報告。
また、本書執筆の中心となった北海道文教大学地域創造研究センターのヒアリングや先行自治体への視察調査、情報発信の記録に加え、近年の日本の本を巡る環境の変化のレポートを収録した。
恵庭市が「読書のまち」という「あたりまえ」を地域資源として再認識し、「文化創造都市」へと歩みを進める過程から、まちづくりにおいて自治体が担うべき役割や施策を考察する一冊。
目次
序 「本のまち」から文化創造都市への挑戦
小磯 修二/地域政策プランナー、北海道文教大学地域創造研究センター長
Ⅰ 読書のまち恵庭の系譜と現状
読書でつながるまちづくりの実践
内藤 和代/元恵庭市教育委員会教育部次長(兼図書館長)
指定管理者制度の導入と近年のデジタル化
黒氏 優子/恵庭市教育委員会教育部社会教育課長(元読書推進課長)
読書活動推進の現在(いま)
和合 智子/恵庭市教育委員会教育部読書推進課長
Ⅱ 地域創造研究センターの活動
関口 麻奈美/北海道文教大学地域創造研究センター客員研究員
Ⅲ 本をめぐる環境の変化
廣瀬 史帆/㈱北海道二十一世紀総合研究所研究員
Ⅳ 文化創造都市の実践~視察調査から~
中嶋 英人/北海道文教大学地域創造研究センター客員研究員
Ⅴ 本の力でまちづくり/小磯 修二
図書館の役割と進化
本の力とは何か
本の力を生かすために
おわりに
謝辞
著者紹介
小磯修二(こいそ・しゅうじ)…地域政策プランナー、北海道文教大学地域創造研究センター長、(一社)地域研究工房代表理事
1972年京都大学法学部卒業。北海道開発庁(現国土交通省)を経て、釧路公立大学地域経済研究センター長、同学長、北海道大学公共政策大学院特任教授、北海道観光振興機構会長等を歴任。専門は地域開発政策、地域経済。地域課題解決に向けた実践的な研究プロジェクトを主導。途上国等での国際協力活動にも長く従事。
主な著書は、『地方が輝くために』(柏艪舎)、『コモンズ 地域の再生と創造』(共著、北海道大学出版会)、『地方創生を超えて』(共著、岩波書店)、『地方の論理』(岩波新書)、『地域政策の新たな潮流を探る』(編著、中西出版)。
上記内容は刊行当時のものです。