内容紹介
蒸気機関車の黄昏時ともいえる1970年から75年にかけて北海道で撮影された、冬の鉄路を行く蒸気機関車をとらえた写真集。
白銀を分けて力強く疾走する黒い車体が創り出すコントラストを求め、あえてモノクロフィルムで撮られた写真の数々は、図らずも蒸気機関車有終の時代の記録となっている。
北海道内の国鉄の主要路線のほか、一時代を築いた炭鉱鉄道も掲載。炭鉱(やま)と鉄路の日々の営みを今に伝えている。
目次
はじめに
宗谷本線
名寄本線
湧網線
深名線
石北本線
留萌本線
室蘭本線
夕張線
幌内線
三菱美唄鉄道
三菱大夕張鉄道
北海道炭礦汽船真谷地専用鉄道
函館本線
岩内線
手宮線
おわりに
著者紹介
小松原一高(こまつばら・かずたか)…1954年10月小樽市生まれ。
最初のころは模型製作のための細部などの写真や形式写真を撮っていたが、のちに情景写真を多く撮るようになった。深名線9990レの編成を模型でつくろうと思っている。
上記内容は刊行当時のものです。