新幹線を新千歳空港に直結せよ! TPP危機を乗り越える開拓四世の北海道・真独立論

一般

新幹線を新千歳空港に直結せよ! TPP危機を乗り越える開拓四世の北海道・真独立論

中前茂之(著)

定価
1,650円(本体1,500円+税10%)
ISBN
9784891152895 C0031
仕様
A5判/224頁/並製
発売日
2013年10月31日
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絶版

在庫なし

内容紹介

私たちに少しの勇気があれば、北海道は世界の北海道になれるんです!


「私が提唱する北海道新幹線新千歳空港直結構想は、そんな北海道の新しい芽吹きに世界に広がる可能性を与えたいとの道民としての思いが根底にある。原野を切り拓いた開拓者の血は、今も確かに受け継がれている。私は、こうした道民の力を信じている」(本書より)


北海道の“開拓四世”として北海道に生まれ育った著者が、職を辞して挑んだ二度の選挙を通じて訴えてきた、北海道の現状と地域再生への戦略を一冊の書籍としてまとめた。
巻末には北海道の地域再生をテーマにした、事業再生士の山崎誠氏との対談を収録している。

目次

はじめに


第1部 北海道はアジアのグローバルハブとなる


I TPP危機と北海道
1、TPPの打撃、衝撃の試算
2、農家が生き残るのか、農業が生き残るのか
3、国民の胃袋を満たすのは誰か
4、国内植民地としての北海道
5、支配される流通
6、世界の中での北海道


Ⅱ 北海道が生き残る道
1、見捨てられた国家・シンガポールに学ぶ
2、国を変えるMICE戦略
3、「交流人口」という資源
4、世界2位の農業大国オランダとフードバレー
5、北海道フード・コンプレックス特区とグローバルハブ
6、北海道の地の利
7、北極海航路のインパクト


Ⅲ 第一歩は新幹線新千歳直結から
1、新幹線直結でアジアのハブ空港へ
2、建設費総額3000億
3、実現への道筋
4、財投の復活
5、物流体系の課題
6、法律の限界、政治の役割


第2部 中前茂之の原点


I 開拓者の血統
1、開拓者四代目として
2、水戸黄門の裁きと政治の理想
3、運命を変えた師との出会い
4、凍り付いた冬
5、関東・東北の旅
6、恩師・五十嵐日出夫先生
7、北大土木の系譜を継ぐ


Ⅱ 政治家を目指す決意
1、建設省入省
2、国の仕事、地方の立場
3、新潟県中越地震から学ぶ
4、雪害を克服する
5、転機


第3部 開拓四世の政治理念


I 政治主導と脱官僚依存
1、脱官僚と脱官僚依存
2、政治の責任と行政の役割
3、未来から振り返る政治


Ⅱ 投資効率よりも大切なもの
1、公共投資の経済効率
2、大都市の傲慢
3、日本の美しい山河を守るのは
4、地域エネルギーの宝庫
5、精強性を保つ訓練道場


Ⅲ 少子高齢化時代の都市と社会資本
1、人口減少と交通ネットワーク
2、変化する社会に対応するビジョン
3、コンパクトシティと多世代居住
4、個人の欲望からコミュニティの豊かさへ
5、札幌のコンパクトシティ化と戦略的都市交通
6、都市の風格、都市の蓄積
7、問われるのは「国土観」のあり方


Ⅳ 地域を守る政治
1、規制緩和と地域経済の崩壊
2、真の自由貿易
3、重層的な域内生産域内消費
4、北海道の新しい芽に希望を


Ⅴ 国益を守る政治
1、「財投」という国益の喪失
2、民営化圧力の黒幕
3、日本の美風を守る
4、文化の多様性を認め合う世界へ
5、戦後とは何か


対談 北海道地域再生の戦略


北海道の「蓄積」
いびつな経済ピラミッド
北海道“らしさ”の創造
道民の自信の回復
北海道が独立したら
20年後の北海道のために


あとがき

著者紹介

中前茂之(なかまえ・しげゆき)…昭和47年、札幌オリンピック開会式前日に札幌市で生まれる。曾祖父は明治25年に広島県から北広島市と恵庭市の間の島松に入植した開拓者。北海道札幌南高等学校、北海道大学工学部土木工学科を卒業後、平成7年、建設省入省。都市局係長、北陸整備局道路計画課長、道路局課長補佐、横浜市課長等を経て、北海道開発局千歳道路事務所長。平成22年、衆議院議員北海道第5区補欠選挙立候補。平成24年、衆議院議員総選挙北海道第5区立候補。平成25年4月より、北海道大学大学院工学院北方圏環境政策工学専攻博士後期課程在籍。

上記内容は刊行当時のものです。