イノベーションへの挑戦 ハンディを個性に変える思考法

一般

イノベーションへの挑戦 ハンディを個性に変える思考法

柿沼博彦(著)

定価
1,320円(本体1,200円+税10%)
電子書籍価格
990円(本体900円+税10%)
ISBN
9784891153090 C0034
仕様
四六判/196頁/並製
発売日
2015年4月25日
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内容紹介

JR北海道で振子式特急列車やデュアル・モード・ビーグル(DMV)など、画期的な車両の開発を指揮してきた著者が、逆境に打ち勝っていくための「ものの考え方・運び方」を、経験をもとに、実際の車両開発のエピソードを交えながらわかりやすく紹介。
日常の生活のなかで、会社の仕事のなかで、人間が生きていく上で多くの場面で生かすことのできるヒントの連続!

目次

《本書のキーメッセージ》
  ハンディは個性だ
  個性は夢になる
  逆境とは挑戦(チャレンジ)


第1部 ハンディを個性に変える思考法~個性は創造性で磨きをかける~
《1》創造性で磨きをかけた振子式特急列車
  振子式特急列車実用化の背景
  先頭形状はインハウス・デザイン
  システム思考で克服した「逆ぶれ現象」
  結露と凍結は「非常識発想」で解決
・創造的思考法1 「非常識発想」とは
《2》逆ぶれ対策から生まれた車体傾斜車両
  北海道鉄道のハンディは雪と寒さ
  新幹線にも使用された車体傾斜システム
・創造的思考法2 創造性の必要・十分条件
《3》天窓開放型リゾート列車と「知識の本質」
・創造的思考法3 本質を理解する思考
《4》世界初の交流回生システムはIGBTからの「ひらめき」
  なぜ、交流回生システムの実用化が必要だったのか
  潜在意識と夢の素子IGBT
  ひらめきから生まれた技術が雪のハンディを克服
  交流回生電車効果は「風が吹けば桶屋が儲かる」
  「DMV」のひらめきは幼稚園バス
・創造的思考法4 創造性のプロセス
・創造的思考法5 「ひらめき」のメカニズム
《5》問題解決のシステム思考
  足し算から引き算へのシステム思考
  トレードオフ・マルチオフの問題解決思考法
  問題解決のための三つのキーワード


第2部 21世紀の人と組織
《1》イノベーションと組識
  イノベーションとは
  経営はイノベーションとオペレーションのバランス
  イノベーションを生み出す組織のコミュニケーション
  イノベーションを生み出すチームの条件
  チーム力は切迫感の共有化から生まれる
《2》創造的リーダーの条件
  リーダーに求められる条件
  リーダーの最大の決意は判断と決断
  リーダーの止める勇気と進める決断
  リーダーの仕事は多様な価値を集める場づくり
《3》イノベーションを阻む壁
  創造的仕事に立ちはだかる三つの壁
  どうしても乗り越えられない壁
《4》21世紀はシステム思考の時代
  キーワードは少子・高齢化
  21世紀のHowは質のHow
  質は均質・高質・異質の三つ
  21世紀は「異質×異質=知恵」の時代
《5》システム思考の問題解決
  システムとは
  システム思考とは
  なぜ21世紀は「システム思考」なのか
  21世紀の技術の視点
  本物の技術とは
《6》21世紀の人材
  矛盾と向き合う人材
  知識を超えた知恵のある人材
  人づくりと教育
  21世紀のプロフェッショナル
  リーダーに求められる知性


おわりに
  人生の価値は成功することではなく成長すること


参考文献

著者紹介

柿沼博彦(かきぬま・ひろひこ)…1943年栃木県生まれ。1969年北海道大学大学院修士課程修了、日本国有鉄道入社。1987年国鉄民営化によりJR北海道へ入社、リゾート列車、振子式特急列車、交流回生電車、DMVなどの開発を行う。2001年文部科学大臣賞(科学技術功労者)、2005年紫綬褒章を受章。開発したハイブリッド駆動システムやDMVは数々の賞を受賞した。
現在、道都大学客員教授、北海道教育大学経営委員。
著書に『旅客車工学概論』(レールウェイ・システム・リサーチ)、共著に『北海道の交通体系展望』(公益財団法人はまなす財団)など。

上記内容は刊行当時のものです。