内容紹介
ひきこもりだって千差万別。
ひきこもりつつもひきこもらず、現実逃避と現実直視とを行きつ戻りつ20年。
サクセスストーリーでも克服ストーリーでもない。
色んな人たちが色んな角度から支えあい、一緒に生きた記録です。
札幌市の社会福祉法人で事務長を務める木村さんは、自らを「ひきこもり」と語ります。
その木村さんを中心に、日々障がいと生きる人々の姿を、施設を利用し育った子どもたちやお母さんたち、それを支える職員さんたちが、ざっくばらんに語り合いました。
目次
社会福祉法人「麦の子会」とは
00 プロローグ
木村事務長と麦の子会
01 木村事務長と古家統括部長
『自己皇帝感』
02 むぎのこの子どもたちと木村事務長
スペシャルな幼なじみたちと
03 むぎのこのお母さんたちと木村事務長
支えられたり支えたり
04 同僚と木村事務長
誰かが変な時は誰かがまとも
05 北川園長と木村事務長
人と共に、人のために
あとがき
著者紹介
木村瑞穂(きむら・みずほ)…1969年生まれ。
ふとしたきっかけで社会福祉法人麦の子会と出会い、臨時職員として就職。
正職員を経て、現在は事務長を務めている。
上記内容は刊行当時のものです。