日本語の起源と我らが祖語

歴史

日本語の起源と我らが祖語

鳴海日出志(著)

定価
4,290円(本体3,900円+税10%)
ISBN
9784891152826 C3080
仕様
A5判/528頁/並製
発売日
2014年5月23日
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絶版

在庫なし

内容紹介

日本語の起源について定説はないが、その基層にはアイヌ語と少数の南方起源の語が、上層には多数のアルタイ・北方起源の語が積み重なっていると言われている。
本書では、BomhardとKernsによる仮定(太古どこかで、ユーラシア大陸とアフリカ北部を合わせた巨大言語圏で唯一の祖語(我らが祖語 Proto-Nostratic)が話されていた)に基づき、和語(日本古語)の祖形として、奈良・平安時代に話され、文献に記録された言葉を仮定し、その起源を説明している。
巻末に「和語索引」「英語索引」付き。

目次

英文序
はじめに
凡例


第1章 序説
第2章 我らが祖語と和語の音韻組織
第3章 「我らが祖語」と和語の比較語彙


参考文献について
和語索引
英語索引
あとがき

著者紹介

鳴海日出志(なるみ・ひでし)…北海道札幌市生まれ
1995年 理学博士 Doctor of Natural Scences(クロアチア・ザクレブ大学)
1997年 博士(地球環境科学)(北海道大学)
現在、アイヌ語地名研究会(札幌)会員、国際日韓比較言語学会(福岡市・九州大学内)会員、日本語語源研究会(京都)会員、日本歴史言語学会会員。
近著に『日本語とアイヌ語の起源』(中西出版・札幌2007)などがある。

上記内容は刊行当時のものです。