内容紹介
北海道のSTVラジオで毎週日曜午後5時に放送されている「ほっかいどう百年物語」。書籍化シリーズに区切りを付けるこの第10集には、開拓期から今日まで、北の大地で繰り広げられた先人たちの人間ドラマを紹介する同番組から、23の物語を収録している。
本書では酪農に土づくりから挑戦した「牛づくりの神様」町村敬貴、高度成長期に自然保護に取り組み知床を世界遺産に導いた午来昌、公立初の児童会館・札幌市中島児童会館と日本初の公立の人形劇専用劇場「こぐま座」の物語などを取り上げている。
※ラジオ放送は2019年9月に終了しました。
目次
飯田三郎…「ここに幸あり」などの大ヒット曲を生み出した根室出身の作曲家
板垣武四…冬季オリンピックやさっぽろ雪まつりを大成功に導いた、第7代札幌市長
山田忠義…小樽の街で帽子づくりに生涯を捧げた生粋の帽子職人
白井柳治郎…虻田小学校校長として半世紀を虻田の人々とともに生きた教育者
秋山康之進…医薬品の販売最大手、秋山愛生舘の創業者
高橋良治…釧路市丹頂鶴自然公園名誉園長
町村敬貴…90年の歴史を誇る町村牧場の創業者
蠣崎波響…松前藩家老であり、江戸時代中期に活躍した画家
名取マサ…「富良野国の子寮」の寮母
丹葉節郎…故郷とアイヌ民族をこよなく愛した釧路の名物公民館長
伊達邦成…家臣250人を率いて、伊達市の礎を築いた仙台支藩亘理藩主
菅野豊治…土を愛し、農業の大切さを訴えたスガノ農機創業者
岩田徳治…道内最大手、岩田地崎建設の創業者
福屋茂見…「牛乳は土から搾れ」という格言を後世に残した恵庭の酪農家
午来昌…知床のユネスコ世界自然遺産登録の功労者
佐藤三男…独自の技術で多くの鮭製品を生み出している「佐藤水産」の創業者
篠崎清次…函館訓盲院院長として、子供たちの教育に生涯を尽くした
奥村喜十郎…大正金時の名付け親で「大正金時の父」と呼ばれた
札幌市中島児童会館と人形劇場「こぐま座」物語…日本で最初の公立児童館と日本で初めて作られた公立の人形劇専門の劇場
藤山要吉…小樽の発展に功績を残した海運業者
泰東丸の悲劇…留萌沖でソ連の潜水艦から攻撃を受けた民間人を乗せた船の悲劇
加納宇平…増毛に大きな足跡を残した増毛町の第7代町長
伊達邦直…数々の苦難を乗り越え当別の町を切りひらいた、仙台藩支藩・岩出山藩の殿様
著者紹介
[STVラジオ ほっかいどう百年物語 制作スタッフ]
構成作家…佐々木信恵/プロデューサー…坪内弘樹
ディレクター…福島美香/監修…阿部一司/ナビゲーター…奈良愛美
声の出演…三上勝由、くどうみき、岡田雅夫、斉藤和子、中野英一
協力…ナレーターズユニット・ビーブレス
上記内容は刊行当時のものです。