内容紹介
北海道のSTVラジオで毎週日曜午後5時に放送されている「ほっかいどう百年物語」の書籍化シリーズ第4弾。
開拓期から今日まで、北の大地で繰り広げられた先人たちの人間ドラマを紹介する同番組から、32の物語を収録している。
本書では土方歳三や永倉新八ら幕末の人々をはじめ、上磯町のトラピスト修道院創立者の岡田普理衛、「蟹工船」で知られるプロレタリア作家の小林多喜二などを取り上げている。
※ラジオ放送は2019年9月に終了しました。
目次
土方歳三…箱館戦争で壮絶な死を遂げた元新撰組副長
森稔…人間魚雷「回天」で南海に散った赤平出身の若者
飛沢栄三…北海道高校野球の父、初代北海高校監督
永倉新八…余生を北海道で送った新撰組四天王
高田富與…「人間・高田富與」弁護士出身・第5代札幌市長
長浜萬蔵…本郷商店街の基礎作りに尽力した功労者
田本研造…幕末の写真家で北海道写真の草分け
二宮尊親…豊頃町の基礎を築いた二宮尊徳の孫
堂本義雄…初代旭川天文台長
現如上人と東本願寺…東本願寺札幌別院の創設者
横山芳介…北大寮歌「都ぞ弥生」の作詞者
八洲秀章…真狩村が生んだ「あざみの歌」の作曲家
飯沼貞吉…札幌にいた白虎隊ただ一人の生存者
桂田芳枝…数学で我国初の女性理学博士、北大初の女性教授
二反田岳水…薩摩琵琶錦心流の現役伝承者
函館・五島軒…明治12年創業、北海道を代表する西洋料理店
三岸好太郎…夭折した天才洋画家
栗原徹…サーカスに魅せられた青年
弁開凧次郎…アイヌ民族と和人の架け橋になったコタン部落の村長
本間泰蔵…国稀酒造の創業者
名寄岩静男…大関に返り咲いた、名寄市が生んだ偉大な力士
簗田郡太郎…若き日に任侠の世界に生きた夕張市初代市議会議長
ジョン・バチェラー…「アイヌの父」と呼ばれたイギリス人宣教師
新十津川町物語…大災害で土地を失った奈良県十津川からの入植者
太田金一…猿払の海を命がけで蘇らせた漁協組合長
岡田普理衛…上磯町トラピスト修道院を創立したフランス人宣教師
小林多喜二…小樽出身のプロレタリア文学の先駆者
金子鷗亭…「近代詩文」を確立した函館出身の書家
ピアソン夫妻…北海道各地で伝道活動を行ったアメリカ人宣教師夫妻
北村黽…北村発展の功労者
小池九一…北海道の社会福祉事業の功労者
山口初太郎…第9代札幌市立豊水小学校校長
著者紹介
[STVラジオ ほっかいどう百年物語 制作スタッフ]
構成作家…佐々木信恵/ディレクター…永井茂夫/プロデューサー…坪内弘樹
ナレーター…三上勝由、岡田雅夫、工藤みき、藤原俊和、奈良愛美
上記内容は刊行当時のものです。