内容紹介
北海道のSTVラジオで毎週日曜午後5時に放送されている「ほっかいどう百年物語」の書籍化シリーズ第3弾。
開拓期から今日まで、北の大地で繰り広げられた先人たちの人間ドラマを紹介する同番組の2002年6月~2003年4月までの放送分から、36の物語を収録している。
本書では、「間宮海峡」を発見し世界地図に名を残した探検家・間宮林蔵、納豆を科学的に研究し衛生的で安定した製造法を生み出した半澤洵、日本で初めてアスパラガス栽培を成功させた下田喜久三などを取り上げている。
※ラジオ放送は2019年9月に終了しました。
目次
間宮林蔵…間宮海峡を発見した探検家
更科源蔵…弟子屈町出身「原野の詩人」
伊達保子…伊達市の発展に尽くした伊達藩主の姫君
南部忠平…ロサンゼルスオリンピック三段飛びで道産子初の金メダリスト
大友亀太郎…創成川の基となる大友堀を完成させた
時雨音羽…「スキー」「君恋し」を作詞した利尻町出身の作詞者
松本十郎…アイヌ民族に理解を示した悲運の開拓判官
坂本直行…十勝の原野に生きた農民画家
沼田喜三郎…沼田町の町作りの基礎を築いた功労者
中城ふみ子…数奇な運命を辿り、夭逝した「愛の歌人」
泉麟太郎…不屈の精神力で栗山町の発展に寄与
高橋掬太郎…名曲「酒は涙かため息か」の作詞者
牧口常三郎…世界平和・人間主義を貫いた教育者
庄田萬里…上湧別町で地域医療に生涯を捧げた医師
廣井勇…小樽に日本初の近代防波堤の基礎をつくった
伊藤長右衛門…廣井の意志を継ぎ近代防波堤を完成させた
半澤洵…納豆を日本の家庭に普及させた納豆博士
木村文助…作文教育の指導に生涯を捧げた教育者
金井武雄…松下幸之助から「日本一のメガネ屋さん」の称号を得た商人
高橋房次…「コタンのシュバイツァー」白老の医師
山崎定次郎…丹頂鶴の餌付けに成功し、絶滅の危機を救った阿寒町の農民
クサヴェラ・レーメ…藤学園創立に貢献し女子教育に生涯を捧げたドイツ人修道女
下田喜久三…岩内の地に日本で初めてアスパラ栽培を成功させる
寺井四郎兵衛…北海道の社会福祉の基礎を築いた函館の商人
中川イセ…10代で遊郭勤めを経験した網走市初の女性市会議員
加藤建夫…「加藤隼戦闘隊」で有名な旭川出身の軍人
錦戸善一郎…日本のリュージュ競技の発展に貢献
前田光子…阿寒の自然を守り続けた前田一歩園3代目園主
高橋延清…「どろ亀さん」富良野市にある東大演習林の育ての親
安芸左代…「庁立札幌高女の象徴」女子教育に生涯を捧げた教育者
大刀豊…「札幌地下鉄の生みの親」札幌市交通局長
石垣福雄…「生きてる言葉」を辞典にまとめた北海道方言研究の第一人者
相原求一朗…北海道の風土を描き続けた洋画家
村田吾一…羅臼の観光の発展に貢献した「知床のおやじ」
大場一刀…日本の和太鼓発展に貢献した北海道太鼓の父
十勝ワイン物語…池田町の未来をかけた町民たちの一大プロジェクト
著者紹介
[STVラジオ ほっかいどう百年物語 制作スタッフ]
構成作家…佐々木信恵/ディレクター…永井茂夫/プロデューサー…坪内弘樹
ナレーター…三上勝由、岡田雅夫、工藤みき、藤原俊和、奈良愛美
上記内容は刊行当時のものです。