人と地域と文化を繋ぐ

薩摩藩英国留学生記念館

薩摩藩英国留学生記念館

記念館建設の経緯

 1865年(元治2年)4月、19名の若き薩摩藩士が密かに英国へと旅立ちました。命がけで密航に臨んだ薩摩スチューデントたちは広く世界を見聞し、新しい文明をもたらし、さまざまな分野で日本の近代化に貢献しました。彼らが決死の思いで密航に臨んだ羽島は「黎明の地」として語り継がれ、平成元年から毎年4月に地元住民が中心となって「黎明祭」を開催。彼らの偉業を偲び、顕彰しています。
 近年、日本の近代化に関わる史跡や歴史エピソードが注目を集め、幕末・近代の歴史に注目が集まってきました。薩摩藩英国留学生についても早くからその資料を収集展示し、偉業を紹介するミュージアムが必要であると見識ある方々が提唱されていましたが、2015年の留学生渡欧150周年を前ににわかにその気運が高まり、本館設立の具体化が決定いたしました。

開館までの取組み

平成21年度:留学生関連資料収集
平成22年度:基本構想、基本計画、留学生関連資料収集
平成23年度:基本設計(建築・展示)、留学生関連資料収集(米国カリフォルニア等)
羽島ナイト開始【地元有志が集い、魅力ある素材(人、食、風土、文化)や
その活かし方、コミュニティデザインについて語り会うサロン】
平成24年度:建築実施設計、展示実施設計、運営計画、留学生関連資料収集(英国等)
平成25年度:新築工事着工・完成(7月~3月)
留学生関連資料収集(米国カリフォルニア等)

建築に託した意味と素材

レンガ・石・木の使用■レンガ・石・木の使用
 建物外観は南九州で焼かれた火山灰煉瓦を一つ一つ積み上げたものです。白目地で上品に仕上げたイギリス積み。また、側面に地元の羽島石を積み上げた擁壁を採用。ライブラリーの床には鹿児島の溶結凝灰岩を市松に敷きました。館の内外に木を使っています。

和瓦屋根と漆喰留め■和瓦屋根と漆喰留め
 幕末以降に造られた西洋式の近代建築でも鹿児島では和瓦葺きがほとんどでした。台風の多い鹿児島では瓦の上から白漆喰でしっかりと固定する技術が普及。本館も同じ方法で屋根を葺いています。鬼瓦や桟瓦には館のシンボルである星形があしらってあります。


木製デッキ・マスト■木製デッキ・マスト

 海に臨む素晴らしい環境を活かし、留学生の乗った機帆船をモチーフに本物の木製マスト付きの甲板デッキを設置。床面はチーク材を船舶用の技法で貼りました。ここから留学生出発の瀬を展望できます。


インテリア・フローリング・ベンガラ色■インテリア・フローリング・ベンガラ色

 館内カフェの壁面は鹿児島の武家住宅を意識したベンガラ色に仕上げました。フローリングの一部には英国風のヘリンボーン貼りで短尺のナラ無垢材を敷き詰め、低コストでも本物の素材が使えることを実証しています。

 

館内の一部紹介

お気軽にお問い合わせください。 TEL 011-785-0737 8:30 -17:00

PAGETOP
Copyright © 中西出版株式会社 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.