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 パネル展【北で燃えたサムライ 村橋久成展】が紀伊國屋書店札幌本店2階のギャラリーで、2015年12月5日(土)から10日(金)の期間開催されました。
 開催期間中、来場者が途切れることはなく好評を博しました。

 本展は中西出版と北海道久成会の共催で、鹿児島県出身の開拓使官吏である村橋久成を取り上げたものです。
 明治維新150周年が近づき、日本の近代化の中での北海道の近代化を考える時、数々の勧業事業を手がけ、中でも初の麦酒製造所の建設地を札幌にすべきと稟議書を出し、政府の方針変更を迫り実現を果たした村橋の功績は高く評価されるべきであります。製品化に成功した後、村橋は販売に力を入れ輸出の準備もしていました。

 そんな村橋の名が一般に知られるきっかけは、1982年に田中和夫氏が『残響』で北海道新聞文学賞を受賞したことと、2003年に高橋はるみ知事が初の道政執行方針演説の中で彼の功績を讃えたことでした。
 その後、胸像建立運動が起こり2010年に知事公館前庭に建立が実現しましたが、残念ながら知名度が高いとは言えません。

 今回のパネル展は広くその名を知ってもらうきっかけとなることを企図しましたが、来場された皆様の多さと意識の高さには大いに力づけられました。