山口 千穂子 著
定価:¥1,400+税
ISBN978-4-89115-372-4  C0095
A5/171頁/並製
[2019年12月刊行]

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概 要

「もしかしたら、私の思っている以上の治療法が手の中に隠されているのかもしれない。それは面白い本の最後のページにドキドキするような感覚でした。」(「はじめに」より)

筆者が手の甲・掌中・足裏・下肢に新たな経絡の治療穴を次々と見つけていく治療ドキュメント。
自ら足裏の和紙灸での治療を見つけ出した筆者が、今度は手の甲と掌での治療法を発見! 進化する日々の治療を綴ったドキュメンタリー風エッセイ。

目 次

はじめに

手の中の秘密
手の中の任脈
同名経絡 ―エリアごとの治療―
手の陽経の治療
掌の秘密 めぐみちゃんライン ―ふくらはぎ―
鶴頂ライン ―膝周り―
ピンクの猿ぐつわ ―膝―
その他の膝の治療
胃経の治療の話
大天使? サトデンとリコライン ―臀部―
マキ穴 腸骨稜の話 ―腰―
もう一つの新しい命門穴・イクミ穴 ―腰―
ギザギザ金平糖 ―ギックリ腰―
腰痛の治療のこと
手の甲での腰の治療 ―仙骨の治療エリア―
足裏のゴロゴロ小石 腰の施術法の一つ ―脊椎管狭窄症―
リンパのこと
鼠径部リンパのこと
ちょんがり灸 ―足―
デンタルドクターのぴったしカンカン ―爪・目―
“ふたば穴”っていかが? 足裏からのメッセージ ―子宮内膜症―
掌の中のもう一つのふたば穴 ―子宮内膜症―
肩甲骨周りの治療
むち打ち症 ―首―
迷い道くねくね ―肩―
肩・腕周りの治療
手の親指で肩の治療
その他、首・肩の施術法
掻痒症の人の話
アレルギー症の人の小さな治療エリア ―百虫窩―
経絡上の爛れと痒み
足の親指の不思議 ―顔のマヒ―
痛風の人の話
マルちゃんエリア ―呼吸―
耳の治療穴
耳と鼻と目の特効穴(当院での話)
喘息の人の話
声の出の悪い人の治療
オロロンラインもありまーす ―心経の治療―
ヘバーデンと手のむくみとモヤモヤ病? ―手・指―
頭痛の特効薬 胆経の場合
風邪でもなさそうなのに咳が…… ―喉―
夾脊ライン ―背中―
足首横紋周りの不思議
手首の甲の部分での治療 ―鼠径部・背中―

あとがき ―鍼灸治療の海に漂いつつ―

本文より

はじめに

 私は、平成二十八年、身体の中に流れていると思われている“気”の本経十二経絡と奇経八脈のうちの督脈・任脈・帯脈の三経を、足裏での和紙灸で、ある程度治療が可能ということを記した『ようこそ菜の花治療院へ――出会いの日々――』(二〇一六年中西出版)という本を執筆いたしました。(中略)
 その後、その本を書き終えたことで、一応私自身の区切りもつき、その頃話題になっていた“引け際の美学”などを考えていましたが、なぜかそれ以降も、試行錯誤を重ねつつ仕事を続けて、平成最後の年を送っていました。しかし、平成三十年の春、全く考えてもいなかった、手の甲と掌で全身の経絡の治療や首・肩・膝、その他の治療法を見つけることになりました。(中略)
 指で経絡を見つけ出すことは、難しいことでした。指自体にそれほどの反応もなく、切経したところで、圧痛はないからです。まして参考になる書物など私の手元には一冊もありません。
 一方、足裏のほうに関しても、以前の本に記した箇所の変更などで、治療というものが日々進化し続けるものだと、私自身が知ることになりました。
 この治療法は、日々忍耐を重ねつつ、励まし合ってきたスタッフ達の、患者さん達への限りない愛から生まれたものですが、加えて、全く得体の知れない未知の治療を、いつも快く受け入れてくれ、身も心も私達に委ねてくださった多くの患者さん達のお陰によるものであることに間違いありません。
 心から感謝申し上げますとともに、さらに進化を続ける「菜の花治療院」が、多くの人に寄り添う場所となりますように――と願っているところです。

プロフィール

山口千穂子(やまぐち・ちほこ)
昭和16年8月12日深川市で生まれる。
同27年、藤女子短期大学家政科食物学科卒業。
内科医と結婚、二女三男に恵まれる。
平成13年、青葉鍼灸専門学校入学、同16年卒業。
小樽市内にて「菜の花治療院」を開院。現在に至る。

上記内容は本書刊行時のものです。