岩﨑 直人、津田 しおり(札幌芸術の森美術館)、
野田 佳奈子(北海道立帯広美術館) 編

定価:¥2,200+税
ISBN978-4-89115-363-2  C3471
B5変形判/127頁(並製)
[2019年4月刊行]

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概 要

多様でフレッシュな現代美術を、私的嗜好に偏ることなく蒐集している「タグチ・アートコレクション」。
その470点を数えるコレクションの中から、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、北中南米の16カ国52組による絵画、版画、写真など平面作品55点、彫刻、インスタレーションなど立体作品9点、映像作品2点、総計66点を掲載。
アンディ・ウォーホル、キース・ヘリング、ハンス・オプ・デ・ビーク、ラキブ・ショウのほか、グローバルにアートマーケットを賑わす若手作家に至るまで、世界中の現代美術がひとところに凝縮した鮮度の高い図録です。

※本書は以下で開催される「球体のパレット」展の作品図録として制作されました。
北海道立帯広美術館 2019年4月16日(火)~6月19日(水)
北海道立釧路芸術館 2019年6月28日(金)~8月29日(木)
北海道立函館美術館 2019年9月7日(土)~11月10日(日)
札幌芸術の森美術館 2019年11月19日(火)~2020年1月13日(月・祝)

 
※本書所収の解説文において、内容に誤りがありました。お詫び申し上げますとともに、下記の通り訂正いたします。

p.113 作品番号23  解説文最終段落
(誤) なお、本作は、タグチ・アートコレクションの前身に当たるミスミコレクションの創始者、田口弘氏が初めて購入した記念すべき一作である。
(正) なお、本作は、タグチ・アートコレクションの前身に当たるミスミコレクションの創始者、田口弘氏が初めて購入した記念すべき一作である。 ※この段落削除

目 次

ごあいさつ
ご挨拶 田口弘
北海道巡回展に寄せて~現代アートをめぐる出会いについて~ 田口美和
美術におけるコレクションとは―タグチ・アートコレクションの系譜 天野太郎
「球体のパレット」にみる多文化と現代美術 岩﨑直人

図版
Asia
Middle East Africa
Europe
North America
Latin America
Japan

作家作品解説
掲載図版リスト

あとがきに代えて

本文より

ごあいさつ

 多種多様な人々が暮らすこの地球。それは、さまざまな「色」が隣り合い、混ざり合う絵の具のパレットのようです。現代美術とは、いわば、この「球体のパレット」から色をすくい取って、地球上で起きている現在を表現しているものとみなし、本展を名付けました。
 その多様でフレッシュな現代美術を、私的嗜好に偏ることなく、市場の趨勢に敏感に反応しながら蒐集しているのが実業家の田口弘氏と長女の美和氏です。その蒐集に傾ける熱量と等しく、広く展示・公開にも注力するのが、このコレクションの大きな特徴でもあります。その父娘二代に渡って築かれた、今では470点を数える「タグチ・アートコレクション」から、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、北中南米の16カ国52組による絵画、版画、写真など平面作品55点、彫刻、インスタレーションなど立体作品9点、映像作品2点、総計66点を厳選し、紹介します。そのほとんどが北海道初公開となります。
 ポップ・アートの旗手ウォーホルから、ストリート・アートの先駆者キース・ヘリング、虚実ないまぜの体験を呼び起こさせるハンス・オプ・デ・ビーク、マルチプルな宗教体験をもとに世界を描くラキブ・ショウ、そのほか、グローバルにアートマーケットを賑わす若手作家に至るまで、世界中の現代美術がひとところに凝縮した鮮度の高い展覧会となっています。
 最後に、本展覧会の実現に際し、甚大なご協力を賜りました田口弘様、田口美和様、塩原将志様、ご助言、ご協力くださった関係者の皆様に心より感謝の意を表します。
 2019年4月

主催者 

上記内容は本書刊行時のものです。