高木 宏壽 著
定価:¥1,200+税
ISBN978-4-89115-355-7  C0031
A5判/205頁(並製)
[2018年10月刊行]

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概 要

広大な大地と豊かな自然。
北海道の魅力こそが今、世界を動かす!

北海道の地域資源を需用者サイドに立った「コンテンツ」として捉え直し、
振興することで北海道のソフト・パワーを引き出していく。
異色の前衆議院議員が目指す、北海道200年の戦略!

目 次

はじめに

第1章 北海道と世界をつなぐ、私の歩んだ道
軍隊の街・月寒に生まれて
米国での留学生活―MBAを取得
金融マンとしての経験
「打てば響く」の精神~刑事の誓
時代の最先端を行く~企業不正を糾弾
転機~政治家への転身

第2章 北海道200年戦略の視点
北海道200年戦略①
北海道の150年
戦略検討の3つの視点~北海道再生50年に向けて
北海道の5つの宝
北海道の「ソフト・パワー」を引き出す
北海道の地域資源をコンテンツ化する

第3章 北海道の食を世界と結ぶ
北海道200年戦略②
スローフード運動とスープカレー
北海道スイーツの隆盛
希望の光 産業クラスター運動
産業クラスター運動が発見した「食」
オランダ・フードバレーに学ぶ
北海道からガストロノミー(食科学)を発信

第4章 北海道の観光を世界に開く
北海道200年戦略③
世界的ウインターリゾート・ニセコに学ぶ
力ニ族とミツバチ族の発見
開拓者精神こそ最大の観光資源
移動を楽しむ観光
21世紀型の道路交通を北海道から発信
モータースポーツのメッカに
サイクルツーリズムの可能性
移動を楽しむ ホーストレッキング・フットパス
北海道を物語空間に

第5章 クール北海道の振興
北海道200年戦略④
コミック王国・北海道
北海道ポップの系譜
COMICとPOPを統合した「初音ミク」
スポーツとクール北海道
ニュースポーツの創出
スポーツ産業クラスター
北海道を新スポーツの聖地に
スポーツ合宿を世界に売り込む
北海道コンテンツ振興局の創設

第6章 第4次産業革命時代の金融センター
北海道200年戦略⑤
世界の金融センターに
金融センター・シンガポールに学ぶ
観光の再定義 MICE
北極海航路が世界を変える
進む北極圏開発
北方世界を拓く、北海道の寒地技術
ホワイトデータセンターの可能性
第4次産業革命の金融センター

第7章 世界に開く北海道の基盤整備
北海道200年戦略⑥
北海道新幹線の空港直結
旭川空港との連結
第二青函トンネルと苫小牧港の強化
都市間連携を強化する交通ネットワーク
人口減少時代のまちづくり=コンパクトシティ
富山市のコンパクトシティ
バスロケーションシステム・自動運転の導入
3世代住宅の推進
国土強靱化とグリーンレジリエンス
道都札幌のリノベーション
ミッシングリンクを結ぶ10の緊急プロジェクト(T―10プロジェクト)
人口減少時代の社会資本整備
6代目札幌市長原田與作と札幌オリンピック

本文より

おわりに

 「必ず『言葉』にしてみる」。北海道200年に向けた戦略について、自分なりの考え方を言葉にしてまとめておきたい。そうした想いで書き始めたのがこの書籍を上梓することになったきっかけです。いろいろな場面で各界各層の方々と北海道の将来について話し合う機会があり、さまざまなアイデアをいただきました。先人による北海道の開拓・開発と発展に向けた努力の結果として現在の北海道があるわけですが、北海道の秘められた潜在力、可能性をさらに引き出し、これらを活かして、北海道をさらなる高みに発展させていくにはどうしたらいいのか。簡単には答えを得ることはできませんが、現時点の私なりの考え方をただ頭の片隅に置いておくのではなく、自分なりに再構築するためにも言語化しておこう、言語化しておく必要があると思ったのです。本書に記した内容が、北海道の未来を考える一助となれたら、著者としてこんなにうれしいことはありません。

最後に私の近況について報告しましょう。
昨年は、私が政治の世界に足を踏み入れてから、ちょうど10年目の年でした。
その年の10月に行われた衆議院解散総選挙で、不覚にも苦杯を嘗める結果になりました。多くの皆様からたくさんの支持をいただいたことに、本書を借りて心から感謝と御礼を申し上げます。北海道と日本の輝かしい未来を切り拓いていくため、私だからこそやれることがあると思っています。また、応援をしてくださった多くの皆様の熱い想いに応えるためにも、捲土重来を期すべく次なる闘いに向けて政治活動を続けております。政治の最大の使命は、どのような社会を目指すのか目標を提示することであると思っています。その目標に向けて政策を打ち、わずかな歩みであっても、少しずつでも実現していく。「自ら反みて縮くんば、千万人といえども吾ゆかん」。この精神でこれからも果敢に挑戦してまいります。

日頃から私の政治活動を支え、応援をしてくださっている多くの皆様への感謝の念を表すとともに、北海道命名200年を迎える50年後の北海道が日本の中心、世界の中心で輝いていることを期待して筆を擱(お)きます。

プロフィール

高木宏壽(たかぎ・ひろひさ)
前衆議院議員。昭和35年、札幌市で生まれる。北海道札幌月寒高等学校を卒業後、防衛大学校人文・社会科学専攻課程中退、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。米国ウエスタンワシントン大学にてMBA取得。昭和62年、北海道拓殖銀行に入行しロサンゼルス支店等に勤務。平成7年、北海道警察に幹部警察官として採用され来日外国人犯罪捜査を中心に多方面にわたる捜査を担当。平成13年、朝日監査法人に入社し企業不正調査などリスクコンサルティング業務に従事。
平成19年、北海道議会議員選挙に札幌市豊平区から立候補し連続2期当選。平成24年、衆議院議員総選挙に北海道第3選挙区から立候補し小選挙区にて連続2期当選。2期目の平成27年、内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官就任。平成27年1月より自由民主党札幌市支部連合会会長を務める。

上記内容は本書刊行時のものです。