名称未設定-1矢島 睿 著
定価:¥1,200+税
ISBN978-4-89115-326-7  C0039
A5/175頁/並製
[2016年8月刊行]

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概 要

みやげには郷土の歴史がつまっていた!
蝦夷地と呼ばれた松前藩の時代から、全国に名産品を送り出してきた北海道。
銘菓、水産物、農産物、木工・民芸品まで、北海道のみやげ物をまるごと解説。

郷土みやげは、その土地の特産品・名産品を如実に物語る。
民俗学研究の立場から語られる、味わい豊かな郷土史。
[平成のお菓子リスト付き]

【掲載項目】
○まるごと銘菓ファイル…29点
○まるごと水産加工品ファイル…23点
○まるごと農産加工品ファイル…9点
○まるごと木工・民芸品ファイル…10点
○北海道特産品・名産品の歴史

目 次

○北の名産品ファイル
銘菓/水産加工品/農産加工品/木工・民芸品

○銘菓
五勝手屋羊羹/お城最中/トラピストバター・クッキー・バター飴
大沼だんご/あずき花とうにせんべい/わかさいも
花園だんご/よいとまけ/大甞飴、きびだんご
山親爺/白い恋人/雪太郎、札幌タイムズスクエア
月寒あんぱん/まりもの古里羊かん/煉化餅/塊炭飴
ウロコダンゴ/旭豆/き花/氷点下41°
ひとつ鍋、マルセイバターサンド/三方六/バナナ饅頭
ハッカ菓子/標津羊羹、三石羊羹/丹頂鶴の卵
池田バンビキャラメルなど/ウインターキャラメルなど
古代最中・古代文字

○水産加工品
松前漬/いか塩辛/するめ
いか粕漬/いか徳利/いか珍味
鮭燻製、スモークサーモン/筋子、イクラ/みがき鰊
カズノコ/鰊切込み/鰊燻製
北海道昆布/昆布加工品/うに缶詰、うに塩辛
紅葉子/明太と明太子/干鱈と塩鱈
帆立貝柱/シシャモ/石狩味
わかさぎ筏焼/蒲鉾

○農産加工品
バター、チーズ/煉乳、粉乳/サッポロビール
ハム、ソーセージ/澱粉/薄荷
アスパラガス/甜菜糖/ラベンダー

○木工・民芸品
木彫熊/アイヌ木彫工芸品/アイヌ人形
ニポポ/熊ボッコ/ガラス工芸品
北海道宝石装身具/優佳良織/アツシ織
人造まりも

○北海道特産品・名産品の歴史

○平成のお菓子リスト
参考文献一覧
写真所蔵先一覧
あとがき

本文より

あとがき

 矢島睿は、平成22(2010)年8月18日急性リンパ性白血病により亡くなりました。本人は生前から“北海道におけるみやげの歴史”を銘菓・水産加工品・農産加工品・木工・民芸品等の分野から考察し、執筆に取り組んでいました。
 日々、資料収集・調査を行い最終の整理・まとめの段階まで進んでいた矢先に病に倒れました。
 この急な病に冒されながらも病室で最終原稿の作成にとりかかっていましたが、病状はさらに悪化、再発、ついに帰らぬ人となってしまいました。
 それから6年の時を経てようやく出版することがかないました。
 この本は矢島睿が長く生活文化研究に携わってきたものとして、今日の北海道の特産品や名産品は近世松前藩の時代や明治開拓の初期から永く受け継がれたもの、又、つい最近になってから製造され人気になったものなどをまとめたものです。これらはすべて北海道の歴史から生まれたものであり、地域の文化や産業の基盤をなすものといえます。
 その魅力ある品々を紹介することは、今後の北海道の生活文化の創造につながるものと信じております。
 この矢島睿の思いが少しでも多くの方々に伝わることを願っております。
 なおこの本を作成するにあたり、取材・調査にご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。また中西出版のスタッフの皆様にいろいろ御協力いただき、心より御礼申し上げます。(矢島 由紀子)
  平成28(2016)年6月18日

プロフィール

矢島 睿(やじま・さとし)
1936年生まれ。国学院大学で民俗学、日本史学を学ぶ。1967年北海道百年記念事務局に入り、北海道開拓記念館開設準備に従事。開館後、学芸員、事業部長を経て退職。その後も民俗学研究を多数残す。2010年8月に急逝。
著書に『北海道の祝事』『北海道の葬送・墓制』(いずれも明玄書房)、『北海道の研究 第7巻 民俗、民族編』(清文堂出版)、『懐かしの北海道鉄道の旅 明治・大正・昭和期』(中西出版)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。