新・金融経済と証券投資玉山 和夫 著
定価:¥3,000+税
ISBN978-4-89115-321-2  C0033
A5/371頁/並製
[2016年4月刊行]

order-1新・金融経済と証券投資

概 要

金融・経済・証券投資について知りたいすべての人に
前作を大幅に加筆・再編集。
このボリュームで入門から応用まで網羅する実用書
新聞の経済面・金融面・株式面は、ほぼ読めるようになるはずです。
そうすれば世の中で起こっていることが、どんな風に自分の生活に影響を与えるのか、より正しく理解できるようになります。
金融面での不利益を回避し、できれば有利な方法を選択できるようになるでしょう。
投資を考えるのであれば、より賢い投資家になれるでしょう。

第1部では、「金融入門」で金融の一般的な知識について解説します。
第2部では、「はじめての投資理論」株式投資について、株価の評価尺度について新聞の証券面がより身近になるはずです。
第3部では、「投資理論の応用」証券投資について応用的な説明を加えます。デリバティブなどについても分かり易く(本当に分かり易く)説明します。
第4部では、「世界の金融市場」国際金融・国際経済について、主な出来事の背景を説明します。難解に見えて敬遠していた新聞の国際面に書いてあることが、そんなに遠い世界のことではないことが分かるはずです。

目 次

第1部 金融入門
第1章 貨幣とは何でしょうか
第2章 なぜ金融を学ぶの?
第3章 信用創造
第4章 金利とは何でしょうか
第5章 債券とはどんなものでしょうか
第6章 株式とはどんなものでしょう
第7章 為替レートと国際投資
第8章 経済政策とお金

第2部 はじめての投資理論
第9章 企業の数字を知りましょう
第10章 株価純資産倍率(PBR)配当利回り
第11章 株価収益率(PER)
第12章 自己資本利益率(ROE)
第13章 配当割引モデル
第14章 資本資産評価モデル(CAPM)
第15章 投資のリスクって何でしょうか?
第16章 シャープ・レシオ
第17章 債券投資の心得

第3部 投資理論の応用
第18章 発行市場と流通市場
第19章 世界の金融資本市場の規模
第20章 株価評価指標で見る日米の違い
第21章 デリバティブ 金融派生商品
第22章 産業構造と株式市場
第23章 株価変動率
第24章 株価の長期トレンド
第25章 資源・国際商品相場と株価
第26章 機関投資家の動き

第4部 世界の金融資本市場
第27章 国際収支とISバランス
第28章 お金の本質と金本位制
第29章 ブレトン・ウッズ体制
第30章 ニクソン・ショックからオイル・ショックへ
第31章 レーガノミックスからプラザ合意へ
第32章 日本の失われた20年
第33章 アジア通貨危機
第34章 サブ・プライム・ローン問題からリーマン・ショックへ
第35章 欧州金融危機
第36章 バーゼル委員会による銀行自己資本比率規制

参考文献
索引

本文より

まえがき

 この本のもとになっているのは、2013年に出版した「金融経済と証券投資」です。ただし、章立てはほぼ変えなかったものの、内容のアップ・デートに留まらない大幅な加筆・修正・再編集をした部分がありますので、あえて「新」と銘打って出版することにしました。
 いくつか注意を払った点を下記します。

 ① 日本式の債券利回りの計算のコラムなど、ファイナンシャル・プラン(FP)の勉強にも役立つ解説を入れました。
 ② コーポレート・ファイナンスなど他のファイナンス関係の本に出てくる事柄でも、初学者にはとっつきにくそうなものについては、コラム等で説明を加えました。例えば、加重平均資本コストなどです。
 ③ オプション価格表とその解説など、実際の例とその説明を増やしました。
 ④ 説明の仕方にもう一工夫した結果として、図表も含めて加筆または修正もしくは削除した箇所がかなりあります。例えば第2章の住宅ローンの返済方法については、本文とコラムを入れ替えさらに全体を簡潔にました。
 ⑤ 各章に分かれていたバーゼル委員会の規制とその背景については、すべて新たに作った第36章にまとめました。
 ⑥ 索引をつけました。

 以上の見直しを行いましたが、本書の目的および基本的な展開は変わっていません。
 この本では、金融と証券に関する解説を中心に、入門編から入って標準理論の基礎までを習得することを目指します。証券市場の理解には経済・金融(国際金融も含め)の全般的知識が要求されます。したがって、この本はそれらの知識も提供することになります。
 この本は4部構成になっています。
 第1部では金融の一般的な知識について解説します。
 ここでは新聞の国内経済・金融について、ある程度理解できるようになることを目指します。
 第2部で、株価の評価尺度を中心に学びます。新聞の証券面がより身近になるはずです。
 第3部で、証券市場について展開的な説明を加えます。
 デリバティブについても、日常の事柄との関係などを通して分かり易く説明します。
 第4部では、国際金融・国際経済上の主な出来事の背景を知ることで、金融・証券市場への理解を深めます。
 国際金融に関する新聞記事を、敬遠しなくてすむようになれば幸いです。
 こうした内容をなるべく平易に解説します。もうちょっと専門的なレベルまで知りたい人のためには、各章末にコラムを用意しました。数式を使った解説などもここをご覧ください。
 この本の刊行に際しては、前著に続き地元の中西出版・中西印刷のお手を煩わせました。同社の河西博嗣さん、有難うございました。

プロフィール

玉山和夫(たまやま・かずお)
北海道美唄市生まれ。一橋大学経済学部卒業後、日立電線海外事業部を経て、野村総合研究所・野村證券で、資産運用・機関投資家営業などに従事。その後安田火災海上保険有価証券部第二課副長、安田火災ブリンソン投資顧問取締役を歴任後、パリバ投資顧問(フランス・パリバ銀行の資産運用日本法人)運用本部長、Paribas Asset Managementの日本株式責任者、同投資委員会委員を務める。
1997年に札幌国際大学人文・社会学部教授へ就任、北海道情報大学経営情報学部教授を経て、現在札幌学院大学経営学部教授。
著書に「投資戦略の基礎」(東洋経済新報社)、「10分でわかる 暮らしの経済」(FMノースウェーブ)、「日米バブルの金融論」「株式投資事始め」「金融経済と証券投資」(いずれも中西出版)がある。
1991年~97年まで、日経ビジネス誌コラムニスト。

上記内容は本書刊行時のものです。