9784891153144高橋 三太郎 編著
定価:¥1,250+税
ISBN978-4-89115-314-4 C0072
B5変形判/64頁/並製
[2015年10月刊行]

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概 要

「工房家具」の担い手・高橋三太郎は、1980年代から札幌を拠点に目覚ましい活動を展開している木工家で、すべてを一人の手で完結できる個人工房のかたちにとらわれず、多くの建築家、木工所と積極的に協働し、椅子を中心とした良質な家具を世に送り出している。公共建築のために製作された椅子やベンチなどは、建築空間をより豊かに表現し、特に評価が高い。
本書では、関係する4名の寄稿と高橋三太郎自身の言葉により、これまでの人生と仕事を語った。
工房家具という木工のスタイルを振り返り、“高橋三太郎のカタチ”に迫る一冊。
北海道立近代美術館で2015年9月1日~12月6日に開催の「高橋三太郎展 放浪する木工家とそのカタチ」関連書籍。

目 次

はじめに
日本の木工家と椅子/島崎 信
私の北欧デザイン修業/中村 曻
「木工家」についての私的考察/谷 進一郎
建築家の役割と家具/照井 康穂
木工家の生まれ方 カタチの生まれ方/高橋 三太郎
北海道立近代美術館「高橋三太郎展」の記録/北海道立近代美術館
Profile
クレジット

本文より

はじめに
 1970年代に始まった、自分でデザインをし、自分で作るという新しい木工のスタイル「工房家具」。同じ頃、その新しいモノ作りのスタイルは、アメリカでも「スタジオ・ファニチャー」という名のもとに広がりつつありました。それから40年経った現在、時代と共に、木工家の在り方も変化してきました。“手作り”というだけで認知され、評価されるということはもうありません。本書では、2015年秋の北海道立近代美術館主催『高橋三太郎展 放浪する木工家とそのカタチ』(会期:2015年9月1日~12月6日)の開催を機に、工房家具という木工のスタイルを振り返ります。前半は北欧デザインの研究者、北欧でデザインを学んだ家具デザイナー、木工第一世代の木工家、住宅設計を主とする建築家の4名による寄稿。後半は一人の木工家の生まれ方の記録です。
 2015年9月 高橋三太郎

プロフィール

高橋 三太郎(たかはし さんたろう)
1949年名古屋生まれ。1968年北海道大学に入学後、71年から74年までヨーロッパを中心に海外を放浪。木への興味を胸に帰国後は札幌に戻り、木工工房設立準備の傍ら、各地の木工家と交流を重ねる。
1982年に家具工房santaroを設立。活動の中で椅子への興味が増し、1984年の酪農学園大学黒澤記念講堂の椅子を皮切りに、芽室町図書館、ニセコ有島記念館、かでる2・7、恵庭市立図書館、札幌コンサートホールKitaraなどの公共建築の椅子・ベンチ及び家具を手がける。

上記内容は本書刊行時のものです。