978-4-89115-168-3北岡 けんいち 著
定価:¥1,200+税
ISBN978-4-89115-168-3  C0036
四六判/224頁/並製
[2007年11月刊行]

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【電子書籍版は下記書店から 希望販売価格:¥476+税

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概 要

いま、人材難の介護現場にエールをおくる。

若い介護員さんに焦点をあて、
介護現場の声を言葉に。
普通に頑張っている人、
日常介護で悩み苦しんでいる
若い介護員さんへ、
老健幹部の方へ。
(帯文より)

目 次

介護員物語
第1話~第95話

介護員の風景 6編の詩に託して
第96話~最終話

老健施設の介護人材難を考える 僕自身へのアフォリズム(警句)

あとがき

本文より

 介護員物語を執筆した意欲の源を、まえがきで語ろうとしています。でも業界キャリアだけは決して短くないのですが、開陳するほど大したものはないのです。強いて言えば、まず日常介護で悩み苦しんでおられる若い介護員さんがいるならば、この本を手にし「何でも相談所」として利用してほしいと思って書き始めたのを思い出しました。そして今は、実現すれば著者の幸運この上ない事ですが、読んで頂いた一般の方がこれまでと違った視点で、“介護の仕事や若い介護員”を考えるキッカケになってくれれば……。
 そんな小さい意味や、一部壮大な期待も帯びて執筆を完了し、あらためて介護の仕事と介護職を筆者が見直す羽目になってしまいました。最大の着目点は、若い介護員がインテリ性を持っていると分かった事です。こうなると若い介護員を、単純肉体ワーカーの範囲に無理やり押し込んでいるらしいと気がつき、施設マネジャーとして、ある種の申し訳なさを感じています。
 また、通説流されてきた介護人情報は、もしかして「風説の類」になっているのじゃないかと素朴な感想も湧き出てきて。その結果、「介護員の真っ当なステータスを目指した世論の盛り上がりは、近く必ずや押し寄せてくる」と早すぎる予想を出したくなりました。ただし、そんな介護業界の大変革へ向け多数の介護員のとるべき手段や正道を、書く道程では見つけることができませんでした。取りあえず関係者が、介護を聖域にせず、頑張っている所もまだ不十分な面も隠さず世間に公開する姿勢が良いかもと直感しているだけです。後付けになりますが、その意味で多数の介護員物語が載っているこの本の出版に、意義が出てきた気がしています。

プロフィール

北岡けんいち(きたおか けんいち)
1946年、北海道小樽市生まれ。1971年、北海道大学医学部卒業。老人保健施設ラポール東小樽勤務中。

上記内容は本書刊行時のものです。