978-4-89115-277-2”’ 玉山 和夫 著
定価:¥2,857+税

ISBN978-4-89115-277-2  C0033
A5判/350頁/並製
[2013年4月刊行]

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概 要

金融・経済・証券投資について知りたいと思っている全ての人へ
これで、新聞の経済面・金融面・株式面は、ほぼ読めるようになるはずです。そうすれば世の中で起こっていることが、どんな風に自分の生活に影響を与えるのか、より正しく理解できるようになります。金融面での不利益を回避し、できれば有利な方法を選択できるようになるでしょう。投資を考えるのであれば、より賢い投資家になることができるでしょう。 (帯文より)

目 次

第1部 金融入門
 第1章 貨幣とは何でしょうか
    おかねの不思議を眺めましょう
 第2章 なぜ金融を学ぶの?
    金融の位置づけ
 第3章 信用創造
    銀行はおかねを創ることができます
 第4章 金利とは何でしょうか
   複利で泣かないために
 第5章 債券とはどんなものでしょうか
    国債を中心に
 第6章 株式とはどんなものでしょう
    株とバクチは違います
 第7章 為替レートと国際投資
 第8章 経済政策とお金
    お金の力と限界を知りましょう

第2部 はじめての投資理論
 第9章 企業の数字を知りましょう
    バランス・シートはバランスします
 第10章 株価純資産倍率(PBR)配当利回り
    株価評価の基本の基本
 第11章 株価収益率(PER)
    会社の利益は全て株主のもの
 第12章 自己資本利益率(ROE)
    株主の最重要経営指標…でもね
 第13章 配当割引モデル
    20年後も存在する会社の今は?
 第14章 資本資産評価モデル(CAPM)
    市場全体の動きに勝つには?
 第15章 投資のリスクって何でしょうか?
    リスク軽減 ポートフォリオという考え方
 第16章 シャープ・レシオ
    リスクに見合う成果を
 第17章 債券投資の心得
    実は投資の基礎知識

第3部 投資理論の応用
 第18章 発行市場と流通市場
    株式市場って誰のためにあるの?
 第19章 世界の金融資本市場の規模
    大きいことは良いこと?
 第20章 株価評価指標で見る日米の違い
 第21章 デリバティブ 金融派生商品
    いつも悪者にされますが…
 第22章 産業構造と株式市場
    以前から低かった電気機器産業の投資成果
 第23章 株価変動率
    ゆっくり上がって、ドスンと下がる 株価の真実
 第24章 株価の長期トレンド
 第25章 資源・国際商品相場
 第26章 機関投資家の動き
    あなた(個人投資家)が負けるはずがない

第4部 世界の金融資本市場
 第27章 国際収支とISバランス
    お金に国境はある?
 第28章 お金の本質と金本位制
 第29章 ブレトン・ウッズ体制
    戦後国際金融のスタート・ライン
 第30章 ニクソン・ショックからオイル・ショックへ
    ゴールドの縛りから解放された世界経済
 第31章 レーガノミックスからプラザ合意へ
    世界最大の純債務国となったアメリカ
 第32章 日本の失われた20年
 第33章 アジア通貨危機
    IMFは敵か味方か
 第34章 サブ・プライム・ローン問題からリーマン・ショックへ
 第35章 欧州金融危機
    新たなる南北問題
参考文献

本文より

はじめに
 この本が読者の対象と考えているのは、金融・経済・証券投資について知りたいと思っている全ての人です。そして、そうした知識はこれからますます高齢化していく日本社会で、どうしても必要になっていくものです。経済成長率は低く、社会保障が先細りになっていく世の中で、いくらかでも蓄え、それを自分自身で守っていかなければならないからです。

 日本には投資や金融や経済の入門書も専門書も数多く存在します。しかし入門書は本当に初めての人のためのものですし、専門書は難しすぎます。でもある程度入門を超えないと実用的でもありません。この本では、証券投資に関する解説を中心に、入門編から入って標準理論の基礎までを習得することを目指します。証券投資には経済・金融(国際金融も含め)の全般的知識が要求されます。したがって、この本はそれらの知識も提供することになります。
 これで、新聞の経済面・金融面・株式面は、ほぼ読めるようになるはずです。そうすれば世の中で起こっていることが、どんな風に自分の生活に影響を与えるのか、より正しく理解できるようになります。金融面での不利益を回避し、できれば有利な方法を選択できるようになるでしょう。投資を考えるのであれば、より賢い投資家になることができるでしょう。

 この本は4部構成になっています。
 第1部では金融の一般的な知識について解説します。
 ここでは新聞の国内経済・金融について読めるようになることを目指します。
 第2部で株式投資について、株価の評価尺度を中心に学びます。
 新聞の証券面がより身近になるはずです。
 第3部で、証券投資について応用的な説明を加えます。
 デリバティブなどについても分かりやすく(本当に分かりやすく)説明します。
 第4部では、国際金融・国際経済について、主な出来事の背景を説明します。
 難解に見えて敬遠していた新聞の国際面に書いてあることが、そんなに遠い世界のことではないことが分かるはずです。

 こうした内容をなるべく平易に解説します。展開的な話題は章末のコラムに収めました。また数式を使った解説なども本文内ではなく、参考としてコラムで扱いました。(玉山 和夫)

プロフィール

玉山 和夫(たまやま かずお)
1953年 北海道美唄市生まれ
1972年 函館ラ・サール高等学校卒業
1976年 一橋大学経済学部卒業
1976年 日立電線㈱海外事業部
1981年 ㈱野村総合研究所・野村證券で、調査・資産運用・機関投資家営業に従事。82~84年、中東バーレーンで投資銀行業務。
1987年 安田火災海上保険㈱有価証券部第二課副長。
1991年 日米合弁の安田火災ブリンソン投資顧問㈱取締役。
1995年 パリバ投資顧問㈱(フランス・パリバ銀行の資産運用日本法人)運用本部長。Paribas Asset Managementの日本株式責任者、同投資委員会委員。
1997年 札幌国際大学人文・社会学部教授。
2005年 北海道情報大学経営情報学部教授。
2009年 札幌学院大学経営学部教授。現在に至る。
著書:「投資戦略の基礎」(1989年、東洋経済新報社)
「日米バブルの金融論」(2002年、中西出版)
「10分でわかる 暮らしの経済」(2004年、FMノースウェーブ)
「株式投資事始め」(2006年、中西出版)
1991年から97年まで、日経ビジネス誌コラムニスト。

上記内容は本書刊行時のものです。