ツルになったおばあちゃん話:渡部 トメ
文:伊藤 重行
写真:和田 正宏

定価:¥952+税
ISBN978-4-89115-163-8  C0095
変形判/64頁/並製
[2007年6月刊行]

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概 要

「ツルってほんとに めんこいもんだ。
かわいがってあげれば、こんなになつくものかと。
もうこうなるとかわいくて、かわいくて」
大正9年生まれのトメさん。その年を感じさせないほど
ツルの話になると目が少女のように輝く。
そんなトメさんとツルたちが教えてくれたこととは…。(帯文より)

目 次

はしがき
第一章
第二章
第三章
第四章
あとがき

本文より

 いつも若々しい渡部トメさん、いつも元気なトメばあちゃん、いつも響きの良い声を発しているトメさん、そんな渡部トメさんも今や87歳。しかも日増しに忙しく、ペンの取る暇もなく丹頂の世話に駆けずり回っている毎日だ。そんな姿を見て、それでは私が代わってあげようと腰を上げることになった。本書は私が聞き手になって、40年間も丹頂の世話をし、丹頂と共に生きてきた渡部トメさんの丹頂との愛情物語である。今や園遊会招待やNHKの紅白歌合戦の審査員などを歴任、日本一有名になっている渡部トメさんである。しかしやはり、鶴見台でトレードマークのタオルでほっかぶりをしている姿が一番似合っている渡部トメさんでもある。本書では、丹頂鶴とは使わずに、丹頂とタンチョウを使い、それらは同じ意味で使われている。

プロフィール

【渡部 トメ】
1920年北海道阿寒郡鶴居村に生まれる。1967年から約40年間に渡って鶴見台でタンチョウの給餌人として活躍。そのためタンチョウの心を読むことが出来るタンチョウばあちゃん、鶴居村鶴見台発日本一有名人。タンチョウ夫婦イコール渡部義明・トメ夫婦である。三男四女を育てる。
(主な表彰)北海道文化財保護功労賞(昭和56年)、北海タイムス社会善行賞(昭和56年)、鶴居村文化功労賞(昭和57年)、第33回NHK紅白歌合戦審査員(昭和57年)、勲六等瑞宝賞(平成13年)、鶴居村タンチョウ愛護会20周年記念感謝状(平成18年)。
〈主な掲載本〉原田泰治「タンチョウー鶴居」『原田泰治の世界』(第2集秋・冬)講談社(1983年)。杉野憲生(撮影)「丹頂鶴物語」『原子力文化』第19巻第2号、日本原子力文化振興財団(昭和63年)。菊池慶一「北の原野の赤いベレーぼう」『(学習・科学)5年の読み物特集-特集2』学研(1986年)。その他新聞、テレビ報道多数。

【伊藤 重行】
1942年、北海道阿寒郡鶴居村に生まれる。1973年、明治大学大学院経済研究科博士課程修了。1990年、九州大学経済学部経済学博士取得。2000年、ロシア・ハバロフスク国際ビジネススクール名誉教授。現在、九州産業大学経営学部・大学院教授。

【和田 正宏】
1956年、 北海道阿寒郡鶴居村に生まれる。1985年、北海道釧路市で初の個展。1989年、第一回読売新聞紙面貢献賞受賞。2000年、自然愛好家のための「HOTEL TAITO」を鶴居村にオープン。

上記内容は本書刊行時のものです。