978-4-89115-216-1文・原子 禅/写真・江本 秀幸/監修・ひのき屋
定価:¥1,200+税
ISBN978-4-89115-216-1  C0095
A5判/108頁/並製
[2010年8月刊行]

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【電子書籍版は下記書店から 希望販売価格:¥700+税

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概 要

函館から世界へ──
和の楽器を携えたトラベリング・バンド「ひのき屋」が、
和を知らぬ世界の聴衆を魅了し、北の港町に世界を集める──。(「帯文」より)

目 次

ひのき屋演奏序 章 リヨンの三日月
第一章 鼓動
第二章 Traveling band
第三章 Live “Putovanje”
第四章 世界の音楽を函館に
あとがき
撮影後記
写真解説

本文より

撮影後記
 彼らとの出会いは突然だった。
 2004年の5月のある日、地元出版社の北海道アルバイト情報社・M氏から電話があった。開口一番「江本さん、ブラジル行きに興味ない?」と。
 話を聞かせていただくと、M氏が函館で地元の求人誌「ハコダテシゴトガイド」を立ち上げた際に知り合った「ひのき屋」というたいこのグループがプロモーションで編集部に来ている。明日に控えた札幌でのライブの話が中心だが、その話の中で、彼らが八月にブラジル公演を行う、そのツアーに同行してくれるカメラマンを紹介してほしいと言っている。それで「こういう話は江本さんだと思ったので……」とのこと。彼らのイベントにスポンサードもしているので怪しい人たちではないとも。
 早速翌日、札幌市内のホテルロビーでふくだたくまさんと会い、ブラジル公演ツアーの詳細を聞かせていただいた。その夜、流れで彼らのライブを見ることとなった。
 楽しいライブだった。他のアーティストとは異なり、形容することのできない独特な世界観。
「写真の対象として取り組んでみたい」
 そうして、たった一回のライブで3カ月後に迫っているブラジル行きを決めてしまった。過酷な旅が待っていたとは露知らず……。
 そのブラジルの旅を皮切りに、海外ツアーのたびに参加した。多くの国に出向き、多くの人と出会い、多くの経験をした。ひのき屋メンバーと深い関係を築きながら。今では、さらに広がるひのき屋ワールドの一員になっているような気がする。
 こんなに素敵な仲間たちと出会えるきっかけをくれたMさん、人生が変わるほどの贈り物でした。本当に感謝です。ボクの夢物語に付き合ってくれた原子さん。原子さんなしではこのように素晴らしい書籍は世に出なかったと思います。ありがとう。また池袋あたりで思いっきり食べて呑みましょう。中西出版の皆様には、ボクの「思いだけ」の話をこのような形に仕上げていただきました。本当にありがとうございます。
 そして、ひのき屋メンバー。これからも良き友として、写真家として向き合わせてください。
「ステージ袖で待ってるよ!」
 出会った全ての方々に感謝!
  2010年6月

江本 秀幸

プロフィール

【原子 禅(ハラコ ユズル)
1974年、札幌市出身。神戸市外国語大卒。2004年からフリーに。ノンフィクション、人物インタビューをメインに執筆。

【江本 秀幸(エモト ヒデユキ)】
1972年、北海道空知郡栗山町出身。北海道デザイナー専門学院写真科卒。1998年からフリーに。新聞・雑誌をメインに北海道を駆けめぐり撮影を行う。

【ひのき屋】
ソガ直人、しまだめぐみ、雨宮牧子、ワタナベヒロシの4人。アジア、ヨーロッパ、イスラム等を旅し、その心象風景を篠笛の息づかい、太鼓の振動、そしてギターの音色を中心に表現。代表曲の一つが『プラタナスの樹』。

上記内容は本書刊行時のものです。