978-4-89115-296-3北岡 けんいち 著
定価:¥1,000+税

ISBN978-4-89115-296-3 C0036
四六判/200頁/並製
[2014年4月刊行]

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概 要

老人保健施設の施設長が「普通に生きる介護員」の日常を映したエピソードを、30編のフィクション日詩に仕立てた。
各話に付けられた対話形式のコメントは、迷える介護員たちへの穏やかなアドバイスとなっている。

目 次

熱心な読者からの推薦文

一章 大騒ぎの女子介護員
  第1話 大騒ぎの女子介護員
  第2話 自然なこと
  第3話 ふつうの介護員
  第4話 馬車屋町出身
  第5話 街のジャンヌダルク
  第6話 秋の夜の真実
  第7話 庶民の子供

二章 春風
  第1話 春風
  第2話 いなか暮らし
  第3話 初心者心得
  第4話 ヤンキー嬢の登場
  第5話 我が町の「足長おじさん」
  第6話 現実の手触り
  第7話 無冠のベテラン職員
  第8話 小さな伝説

三章 普通の新人
  第1話 普通の新人
  第2話 駅前のロマンス
  第3話 マイゲームオーバー
  第4話 形見の品
  第5話 ある男性介護員
  第6話 バージンドール
  第7話 夏の花火
  第8話 ばあちゃん
  第9話 初めての子供

四章 夜明けの声
  第1話 夜明けの声
  第2話 もっとも近い友人
  第3話 引き裂かれた職場
  第4話 子供の情景
  第5話 旅立ちと再会と
  第6話 無理を承知でのお話

題の解 「ふつうの介護員」評
謝辞とあとがき

本文より

謝辞とあとがき
 今回は、普通の介護員が経験した(はずの)「はみ出しエピソード」をキッカケにして書いたものと理解されて結構です。いつものように「今度こそ読者が ハッとするいいものを書きたい」と張り切って書き始めました。しかし、出来上がり原稿を読むとインパクトが少なく、かわり映えしないもので終わっており。 それと、作者の老化の反映でしょうか、食べる事の記載が多くなりました。この件の可否は、賢い読者さんのお考えや感想に委ねるばかりです。所で、今回も話 題の主人公は、当方の想像の中で大きく、さまざま膨らまして出来ており、実在の片言や行為をキッカケにしたのですが踏み込んで描かれているのは、すべて創 作です。知り合いの施設管理者から「先生のとこのケアさんって、ずいぶんお金を借りにくるんですね」と声をかけられた事もあります。しかし、それは誤解で して。誇る訳ではありませんが、平成元年創立の介護施設で、職員から借金を申し込まれた事は私の記憶にありません。そんな訳で本書は、現実エピソードと全 く異なる「物語」になっている事を、あらためて読者さんには、ご理解いただきたいと思います。それから、職業、学歴や地名で差別ととられかねない表現箇所 がありますが、当方はむしろ差別感覚と対極の意思を以て発表いたしました。諸氏の方へは、どうか好意的な解釈をして頂きたく。更に、仕事がら私は、介護論 文、研究書や政策論集などを乱読する身です。それらを我が創作するうえで意識下ですが参考にしています。著者名、書名を記すのが正しき礼儀と考えましたが 今回困難が大きく、記載するのを割愛したことをお詫び申しあげます。(後略)

プロフィール

北岡 けんいち(きたおか けんいち)
1946年北海道小樽市生まれ。北海道大学医学部卒業。同市で老人保健施設長として勤務中。
著書に「介護員のケアマネ受験日誌 遠くまで行くんだ」をはじめ、「介護員生活日詩 笑い泣きにあらず」「介護福祉士受験日誌 未来の介護員」「50の話題とエール集 日誌 名も無き介護員」など、介護員の日常を見つめた作品がある。

上記内容は本書刊行時のものです。